サイボウスは8月にソフトウエアの研究開発を手がける子会社「サイボウズ・ラボ」を設立する。代表取締役社長には創業メンバーの1人で現在、最高技術責任者を務める畑慎也氏が就任する。サイボウズ・ラボでは既存のグループウエアにとらわれず、中長期的な視点でソフトウエアを開発する。「日本国内を見まわすと、パッケージ・ソフトは海外製ばかり。見ていると歯がゆいものがある。この状況を打開して日本から世界に向けてソフト技術を発信したい」(畑氏)と意気込む。 研究テーマは、情報共有ソフトウエアがメインとなる。「WikiやBlogのほかにも、RSSやATOMフィードといったセマンティックWebの技術が注目されている。これらを情報共有系のグループウエアに活用したい」(畑氏)という。開発するソフトウエアは一定条件をつけてソース・コードを公開する予定。「MySQLやMovable Typeなどのように個人利用なら無償、商