憧れの注文住宅。間取りを決めて設備を選び、手付金も払っていざ契約、着工となった後に、「依頼した建築会社が倒産してしまった!」「工事がストップして手付金が戻ってこない!」となったらどうしますか? そうした事態が生じる可能性はけしてゼロではありません。最悪の事態を避けるために、“家づくりの保険”とも言われる「住宅完成保証制度」という仕組みがあることを知っておきましょう。 万一に備える「住宅完成保証制度」で安心を手に入れる 「住宅完成保証制度」とは、注文住宅の建築中に、施工会社の倒産等で工事が継続できなくなった場合に、建て主が最小限の追加負担で住宅を完成できるよう保証する制度のことです。 建築会社が倒産(破産して事業停止)すると、次の悪夢のような事態が生じます。 (1) 着手金など支払った金額が返金されない 支払済みの金額が出来高(それまでに掛かった工事費)より多くても、返金されない。支払額が出