ユーザーごとにPCを選ぶ理由は違う ACERは、Gateway、emachines、Packard BellとPCベンダーを合併して成長する方針を重視している。その合併によるメリットを生かした「マルチブランド」戦略についてはすでに全世界向けに発表しているが、全世界と比べて“特殊事情”が多く、海外ベンダーのマーケティング担当が頭を悩ませている日本では、どのように展開していくのだろうか。 日本の関係者に向けて行われたマルチブランド戦略の説明会では、ACERでマーケティングとブランド戦略を担当する上級副社長のジャンピエロ・モルベーロ氏がワールドワイドにおけるACERのビジネス成果とPC市場の動向を紹介し、日本エイサー マーケティングコミュニケーション課マネージャーの瀬戸和信氏が、日本におけるマルチブランド展開に関する説明を行った。 モルベーロ氏は、一般的な消費財となってきたPCは、もはや技術だけ