New York Timesのウェブサイトで、偶然面白い図表を見つけました。"The Ebb and Flow of Movies: Box Office Receipts 1986 ― 2008"と名付けられたものです。直訳すると「映画の満ち干き」。名前の通り、映画の興行収入を潮の干満になぞらえてグラフ化したもので、縦軸にその週の興行収入(高さがあるほど興行収入が大きい)、横軸に時間(横に広がっている映画は息が長い)を取っています。文章で説明するよりも実際にご覧いただくほうがずっとわかりやすいので、ぜひ上のリンクをクリックしてみてください。このグラフは1年以上前に作られたものですが、後述するように、ここから僕は新聞社が今後目指していくべき方向性の一端を見た気がしました。 最近よく話題に上っていますが、アメリカの新聞業界はオールド・メディアの中でもひと際厳しい状況に置かれています(ダイヤモ