いまやアメリカでは、フェイスブックで浮気の証拠が見つかって別れる“フェイスブック離婚”まで出てくる時代。オンラインといえども実名性の高い環境では、私たちは自分が求められる役割をこなそうとして「ちょっといい自分」を表現せざるをえなくなり、結果的に疲れてしまう。かといって、匿名性の高い環境にもそれはそれで課題がある。信頼関係が築きにくいのだ。 かねてより、「オンラインでの匿名性を媒介にした擬似的な親密さは、あくまで擬似的でしかない」と指摘していた社会学者の宮台真司氏。今回はその宮台氏をゲストに迎え、オンライン上でも「深いリアリティ」に触れられる仕組みづくりの可能性について考えてみたい。 【本連載のバックナンバーはこちらからお読みいただけます】 フェイスブックで、望ましくない情報の集中砲火を浴びる 武田:オンライン・グループインタビューというリサーチ手法があります。インターネット上に参加者しか見
![【宮台真司氏×武田隆氏対談】(前編)オンラインの擬似的な親密さを「リアル」にする方法|識者に聞く ソーシャルメディア進化論|ダイヤモンド・オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/67231c1eb04b7e4032eb2960e5fe5dd3ccb94f85/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdiamond.jp%2Fmwimgs%2F5%2Fd%2F-%2Fimg_5d190a58ebbe02b4a3e3113e951b507c67997.jpg)