私はCMS開発の仕事をしているので、日々HTMLと格闘している。そのためか、HTMLには愛憎半ばする思いがある。 HTMLは人間が読めるテキストで書かれており、どんなWebサイトでもHTMLソースを見れる。これは最高に素晴らしいことだ。しかしその素晴らしいHTMLも、あまりにも多くの役割を背負わされ、肥大化しすぎていると思う。 ただのテキストにリンクや<p>タグをつけただけのような文書から、Google Mapsみたいに怪物のようなWebアプリケーションまで、HTMLの役割・守備範囲はじつに広い。 当初のHTMLは、前者の「文書」から出発したはずだが、画像が入ったり、だんだん表現力が増していき、JavaScriptやCSSも登場し、CGIから始まったサーバサイド技術も高度化して、「アプリケーション」までWebでできるようになった。 いまや、ネット上にあるWebサイトの大部分のHTMLは、人