非正規雇用で働く人は増え続け、今や、すべての労働者の37.5%を占めるまでになっています。 そうした中で、若い世代を中心に「個人請負」という働き方が広がり、波紋を呼んでいます。 この個人請負とは、自ら会社などと契約を結んでできた仕事の分だけ、歩合制で報酬をもらう働き方のことで、もともとは商店の店主やプロスポーツ選手などもそうなんです。 自分の裁量で、高い専門性を生かせると、フリーのIT技術者や経営コンサルタントにも広がっています。 ただ、近年問題になっているのが、サービス業にも広がっていることです。 格安リラクゼーション店やホストなど、専門家の調査では、個人請負は161万人に上ると見られています。 この個人請負の担い手の多くは若者です。 取材を進めますと、その若者の多くが低収入で、不安定な暮らしを余儀なくされていることが分かってきました。