REST APIなどを開発すると、避けては通れないものに認証があります。 最近はOAuth2 Providerを実装することが多いのですが、発行するアクセストークンにJSON Web Token(JWT)を利用しています。 JWTは名前の通り、RFC7519によって定義されたスキーマを持つJSONです。 JSONの各キーとして、RFCで定義されている標準的なキーと値のペア(Claim)を取ることにより、標準的な取り扱いが可能になります。 本記事では、JWTのClaimについて、OAuth2 Providerでのアクセストークンを発行する立場から、備忘録的にまとめたいと思います。 なお、JWTにはJOSE Headerのような、Claimとは別の仕様も含まれていますが、本記事ではClaimのみを対象とします。 アクセストークンとしてJWTを利用することの利点 JWTは単なるJSONのため、ア