イタリア トスカーナ州のシエナの裁判所で、シルビオ・アンジェリーニ(56歳)が20歳年下の妻の到着を待ち構えていた。離婚に向けての聴聞が行われることになっていた。 アンジェリーニは松葉杖をついていた。それがとんでもない代物だった。妻が現れるや否や、彼は片膝を立て、松葉杖で妻を2回撃った。松葉杖にライフルが仕込まれていたのである。 妻は病院に運ばれたが生死の境をさまよっている。アンジェリーニは身柄を拘束され取調べを受けている。 裁判所の外に松葉杖が投げ捨てられていたが、全身を保護具に包んだ銃火器処理員が慎重にそれを取り除いた。暴発の危険もあっただろうし、自爆用の爆薬が仕掛けられていることも懸念されたからだろう。 アンジェリーニは、昨年にも、火薬が入った箱と金属片を妻の車の床下に仕掛けたとして逮捕されている。金属片を使用したのは、殺傷能力を高めるためだろう。立派な殺人未遂のはずだ。釈放が早すぎ