京都大学大学院で「パズル学」を学ぶ博士課程1年、東田大志(ひろし)さん(25)が考案した、パソコン上で遊ぶ新感覚パズルが、携帯ゲーム機「ニンテンドーDSi」用の有料ソフトとして11月4日からインターネットで配信される。京都市のソフトウエアメーカー「ジュピター」が商品化。学生が企業と連携してゲームソフトを作るのは全国的にも珍しく、東田さんは「超難問もあるので、ぜひ挑戦してほしい」と話している。 東田さんは人間・環境学研究科に所属し、美的感覚に優れたパズルの研究などに取り組む一方、大学1年のときに「パズル同好会」を創設し、自作パズルを載せたチラシを配布。「パズルの人」として学内でも知られた存在だという。 考案したのは、画面上にランダムに表示された複数の絵柄から、対になった絵柄同士を線で結んでいくパズル。ゲームでは、5分以内にどれだけ線が重ならないように正確に結んでいけるかにチャレンジする。 初