ご存じの通り、Windows Vista(以下、Vista)の発売開始から、早いもので半年が経とうとしている。見た目が綺麗なだけのまやかしだとか、セキュリティがどうのこうのとか、発売から1ヶ月で2000万本を出荷したとかしないとかいわれているが、何かと話題を提供しているのは事実だろう。 また今年のIT業界を活気づかせるテーマのひとつがVistaであり、この後に控えているWindows Server 2008であるのは間違いなく、残念ながら先頃正式に発表されたLeopard(Mac OSの次期バージョン)ではなさそうだ。 ところで、VistaをクライアントOSにする場合、業務システムは少なからぬ影響を受けることはご存じだろうか。 もし何の対策も行っていないと、Vistaで入力された文字が正しく格納できなかったり、文字列処理において予期しない結果が戻されたりするのである。本連載では、その原因と