RAW現像のプロセスを分解するレタッチノート、シリーズ3回目です。今回は曇り空で日陰というパッとしない光線条件のフラミンゴをドラマチックに仕上げてみようと思います。 思います、と言いながらも動物園でフラミンゴのいるバードケージを通りかかったときに完成形が見えていたので撮ったものだったりするのですが、一度こんな条件でも撮り方とRAW現像プロセスでこれぐらいの仕上がりにはできるということを知っておくと撮影の幅が広がります。 現場の状況 まずは目で見たときにどんな条件だったのか確認しておきます。撮影はかなりアンダーに振ったので元のRAWファイルを1.3段ほど持ち上げて肉眼で見た印象に近づけました。 ご覧の通りくもりの日でなおかつ木陰ということもあり、コントラストも低くフラミンゴの鮮やかな羽の色もパッとしません。とはいえ真ん中でつつき合っている2羽にちょうどスポットライト的に光が当たっていて、グッ
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