漫画を読んでいると、主人公に感情移入して、ハラハラドキドキしたり、うれしい気持ちになったりします。そのような作品は、読後の満足度も高いものです。 そこで、「読者が漫画のキャラクターと同じ気持ちになったときにストーリーが進む」というシステムを思い付きました。その名も「Emotion Sync System」です。具体的には「うれしい」「悲しい」などの表情と、「ドキドキ」を示す心拍数が一致したときに、主人公と読者の気持ちが一致したとみなします。 そのため、漫画の各コマに、主人公の表情と心拍数のデータを設定しておきます。読者の心拍数は心拍センサーで、表情はカメラで認識し、Raspberry Piに送ります(図1)。センサーの制御やデータ送受信にはNode.jsを使用しています。 心拍数のデータが一致しているかどうかは、すぐに分かります。表情の方は、カメラで撮影した顔画像を、米Google社の「G
![心拍数と表情が一致すれば君も主人公! 漫画を楽しむ新システムをラズパイで実現](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d33c69b2f56877186ac4b871095d53ce7c553c37/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F16%2F121900307%2F122700007%2Ftopm.jpg%3F20220512)