相手はAというつもりで発言した。あなたはBという趣旨だと受け取って反応した。このようなコミュニケーションロスで多くのトラブルが起きている。目の前の相手を「めんどうな人だ」と思うとき、多くはこのロスが原因である。あなたが「ラクだから」とフツーにしている反応は、相手にとってはフツーではないかもしれない。(中略)ちょっと違う反応をして真意を探ってみると、めんどうな人との関係が変わる。(「はじめに」より) 弁護士としてさまざまな事例を目の当たりにしてきた著者による『めんどうな人を サラリとかわし テキトーにつき合う 55の方法』(石井琢磨著、総合法令出版)は、つまり「世にはびこるめんどうなシーンを集め、ありがちな反応と、その場をもっとうまくやり過ごせる反応を紹介した」書籍。 まじめな人ほど、めんどうな人に反応してストレスを抱えてしまうもの。逆にストレスが少ない人ほど、めんどうな人をサラリとかわし、