一応家畜栄養(反芻動物)の専門家です。 類似の質問に参考になる回答がありますのでご参照下さい。(ANo.3) http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=2186244 草食動物のタンパク質・エネルギーの同化(消化・吸収)の機構は2つのタイプに大別されます。 一つは複数の胃(前胃)を持つものです。これは主に、偶蹄目ウシ亜目、ラクダ亜目(牛、羊、キリン、鹿、らくだ、ラマなど)ですが、齧歯目の一部(ハムスター、ラット、マウス)もこれに近いタイプです。 これらの動物では、エネルギーは前胃で草の炭水化物(主にセルロースなどの繊維)を微生物が分解し、生成する有機酸(酢酸、プロピオン酸等の短鎖脂肪酸)の形で前胃の胃壁から吸収します。タンパク質の大半は、前胃で増殖した微生物体(微生物は草の無機窒素化合物(アンモニアなど)も利用可能)の形で、小腸で消化吸収します。 #ウシの場合、必要な
![草食動物のタンパク同化](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c5a25529dab7f9c1944512d01a9d869f30a8b4c1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Foshiete.xgoo.jp%2Fimages%2Fsp%2Fqa_recommend%2F2062_3.jpg)