初の裁判員裁判での判決を受け、市民団体「裁判員制度はいらない!大運動」は7日、東京都内で記者会見し、第1号事件の審理について、「市民参加という名の刑事裁判ショーだった」と批判した。 初公判を傍聴したという交通ジャーナリスト今井亮一氏は「検察官と弁護人のプレゼンテーション合戦だった。これが裁判なのか」と話した。 ジャーナリストの斎藤貴男氏は「予想通りの展開だ。真相究明という裁判の意味が失われている」と批判。「市民参加に意味があるとすれば、チェック機能だが、全く果たされていなかった」とした。 【関連ニュース】 ・ 【特集】裁判員制度 ・ 〔用語解説〕「裁判員の選任手続き」 ・ 〔用語解説〕「裁判員制度」 ・ 検察「満足できる」=弁護側は控訴検討 ・ 「レベル高い」「市民感覚反映」=傍聴の法曹関係者ら