日米で違う「読み聞かせ」のやり方 アメリカの親がしている読み聞かせの「やり方」から学ぶべきことはたくさんあります。具体的に読み聞かせのやり方のどこがどう違うのでしょうか。 結論を先に言うと、読み聞かせをするとき、日本の親子はあまりやりとりをしません。 親が子に問いかけ、子どもがそれに答える(あるいはその逆)というやりとりがアメリカの親子に比べて少ない。基本的に、親の話を子どもが黙って聞いている、という読み聞かせなのです。 私がこのことに気づいたのは、ハーバードでの研究を通じてでした。 私がはじめて読み聞かせの研究にかかわったのは、修士課程のときのことです。 「Language and Culture(言語と文化)」というクラスをとっていたとき、そのクラスのTF(ティーチング・フェロー。教員をサポートして、学生の指導にあたる博士課程の大学院生)に研究の手伝いを頼まれました。 彼女は、博士論文
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