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人間に関するdai___chiのブックマーク (6)

  • 実家を大掃除した

    諸用あり帰省した。 祖父母の元気がいよいよなくなってきているという母親の脅しもあり、高い飛行機のチケットを買った。 「実家で羽を伸ばしてきてね」 という同僚たちの声かけがありがたかったが、帰省には内心うんざりしていた。落ち着けないなと思った。自分がこの世で心底落ち着ける場所は、もはや東京都北区6畳ワンルームの寝床のなかだけな気がしていた。 家族はあまりきれい好きではなくて、というか掃除が大嫌いだから、実家は埃まみれで汚い。もともと自分は不潔な子供だったと思う。お風呂も2日に1回だったが、それが当たり前だと思っていた。 けれども実家がゴミ屋敷めいて汚くなり始めたのは、大学進学に伴って家を出てからだ。自分が関東の大学に進学し、学費のため母親が働くようになり、家の隅々まで気がまわらなくなり汚くなった。つまりは自分のせいだ。 学生となり帰省したある夏、自分の部屋に、お菓子をべたあとのごみがうず高

    実家を大掃除した
  • 結論から言うと、君はたいへんかわいい。私は君のことが好きだ。 ところで..

    結論から言うと、君はたいへんかわいい。私は君のことが好きだ。ところで人間というのはそれぞれが持つ来の姿、つまりその人の「素」というものをゆるやかに少しずつすり減らしていく生きものだと私は思っている。生まれた境遇や日々起こる出来事、まわりからの教え、自らの考えなどによってその時自分が選べる最良の「役割」みたいなものを見つけては自身がそこに到達することを目指し、もともと生まれ持ってしまったどうしても変えられない部分と、役割へ到達しようとする試みをうまく相互に関係させながら、それぞれがそれぞれのキャラクターたるものを形成していく。自分や他人の手垢をおのれの心にたくさんつけてはこねくり回し、なんとかかんとか形にしていくのがそれぞれの「個性」であると思う。「自分」とはその人と同時にまわりの人々が作るものでもある。が、最終的にはその人自身が「そのようになろうとしてなった」との強い覚悟や責任感を腹の底

  • 人間の私はお母さんになりたい。 |アパートメント

    おかあさん、 お母さん。 お腹が痛いとき、ゆっくりとおへそのあたりをさすってくれる手。 お母さんを思い浮かべて一番に出てくるのはそんな記憶。 お母さん。 わたしのお母さん。 わたしはよくお腹を壊す子だった。 でも、どんなに痛くても、お母さんがぽんとおへそをひと撫で、それだけでたちまち痛みは飛んでいった。 その手はいつも台所の洗剤のにおいがして。幼いわたしがじゃれつくたびに、お皿を洗い流すあの清潔なにおいがわたしの鼻をつんとくすぐる。水にさらされた冷たい手のひらが、世界でいっとう好きだった。 言葉も目線も理由もなしに与えられる手のひら。それは当たり前に差し出される。 生まれてすぐの赤ん坊が鳴き声をあげ、ひとくちめの空気を吸うみたいに、わたしはいつもその手をぎゅう、と握った。 ある日。私がもう小さな子どもではない歳になったころ、 「離婚したい」、そう言ってお母さんはくしゃりと泣いた。 あの日、

    人間の私はお母さんになりたい。 |アパートメント
  • 「自分らしい」ということ - 24時間残念営業

    2013-07-09 「自分らしい」ということ http://thewave.jp/archives/789 こちらを読んだ。 イケダなんとかさんという人は、よく話題になってたときには文章をいくつか読んだことがあるんだけど、正直「あんまりおもしろくない」で終わった。まあ俺じゃない別の人にとってはおもしろいのかもしんないので、そのへんはどうでもいい。 俺がリンク先の文章で引っかかったのが「自分らしい」というキーワードだ。ブコメにもそう書いた。で、読んで、考えてるうちに気づいたんだけど、そもそも俺はこの「自分らしい」というキーワードが好きじゃないらしい。これを持ち出す人は警戒する、といってもいいかもしれない。というのは、リンク先の文章を読んであらためて気づいたことなんだけど。 そもそも「自分らしさ」って自分にとってなんなんだろうと考えた。で、考えなおしてみると、俺たぶんこの単語、まともに使った

  • もうすぐ子どもが生まれます

    ここ最近盛り上がっている、子どもを産むことに対するネガティブな言説を読みあさってしまったが 私は来月出産予定の臨月妊婦だ。 子どもを産むことは鬼畜の所業、馬鹿、親のエゴ、生まれない方がマシ・・・ そんな言葉の渦のなかで、私のお腹からまた一人子どもが生まれようとしてる これらの増田には強く非難される鬼の所業だろう この増田に共感するとブコメしてた人たちにも 私は20代のころうつ病にかかって、毎日死にたいと思っていた 同級生のようなキラキラした20代を送ることができず、引きこもって屈としていた それこそ、生まれてきたことが間違いだと思ったし、自分みたいな人間は生きる価値もないと思っていた その時すごく思ったのは、こんなに毎日死にたいと思っているのに、どうして自分はなかなか死なないのかってことだったんだけど 何度か自殺未遂を試みるんだけど、どうしてもうまくいかなかったんだよ 怖くて恐ろしくて泣

    もうすぐ子どもが生まれます
  • 家族とも自分自身ともどう接して良いかわからなくなった

    家族が嫌いだ。 たまに2chまとめに取り上げられるような、 親が犯罪者でタイーホされていたり、借金で一家離散してたり、そういう「壮絶」な家庭、では無い。 しかし自身が成人に近づくにつれて、家族に対する「違和感」というものが、実感を持って帯びていった。 父は、典型的な内弁慶だ。家族には高圧的、逆らえば激昂し壁などを蹴り自分の威厳を示さんとばかりに脅す。 一方で他人には、簡素簡潔な会話で済ませただ愛想笑いを浮かべている。自分の親兄弟相手でもそうだ。 父が他人と話しが弾んでいるのを見た記憶が無いし、そもそも話し合っている様子自体覚えが無い。 当然家に客人を招き入れたこともほとんどない。あっても上のような感じだ。 多分、人間が嫌いなんだと思う。 母は、考えない人だ。良く言えば天然、悪く言えばバカ。何でも鵜呑みにしてしまう。 他人にも愛想よく振りまくが、何を言ってるかわからなかったり、会話が成立しな

    家族とも自分自身ともどう接して良いかわからなくなった
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