楽天グループは2月14日、2021年度通期および第4四半期決算説明会を開催した。2021年度の連結売上業績は前年比15.5%増の1兆6817億5700万円に達したが、携帯電話事業で基地局整備などによる投資が響き、2021年度のIFRS営業損失は1947億2600万円となった。2021年度第4四半期の売上収益は、前年同期比15.9%増の4812億円、IFRS営業利益は前年比530億円減のマイナス864億円となっている。 三木谷浩史会長兼社長は、完全仮想化技術の確立によりコスト効率の高いネットワークが拡大しているとし、2022年2月に国内人口カバー率96%を4年前倒して達成したことをアピールした。今後の自社エリア拡大により、ローミングコストなどがさらに減少する見込み。契約者数は2月にMNOとMVNOを合わせて550万人を突破した。これは楽天カードを上回る顧客獲得スピードだという。また、三木谷氏