話としては形を変えて繰り返し言い尽くされているところであるが、少しばかり。 ケース分析資料として、「空の境界」を読んでいて、上巻あとがきのところで、ジャンル分けの話がどうもしっくり来ずに引っかかった。 何かを説明する際に、「これは**だよ」とあるジャンルを指定して説明すると話がショートカット出来、相互理解をしやすい。よって、細部の説明はもちろんするとしても、枕にはなんらかのカテゴリ分けをまず行ってから本題に入るというのが日常会話で普通にやりとりされている。 しかし、本屋の書棚やレコードショップ(CDショップ?)のカテゴリー分けのようなジャンル切りわけでは、すっきりと分けられず、あっちにもこっちにも分類できるよねという作品に良く出会う。また、商品のマーケティングやパッケージングの流れを見ていても、一度ジャンルを解体して再定義した方がスムーズにコミュニケーション出来るのではという仮説感覚