台湾桃園県の龍潭郷で「大日本帝国の臣民」を名乗る集団が、「再建政府」を拠点に活動していることが分かった。21日付で中国台湾網が伝えた。 フェイスブックを見ると「大日本帝国再建政府」が設立されたのは昨年2月20日。主席を自称する蔡氏によると、「ここ(再建政府のある場所)は大日本帝国の領土だった。大日本帝国政府がいなくなってしまったので、大日本帝国の臣民である自分たちで再建政府を設立した」。蔡氏の両親はともに明治の生まれで、自らを日本人と認識していた。「大日本帝国臣民」と書かれた身分証は国連にも認められているという。 現在、「臣民」の人数は1000人を超える。いずれも両親が日本統治時代に生まれ育った人たちだ。8月15日の「停戦記念日」には、「ジュネーヴ条約学校」で「国連の国際NGO、大日本帝国人民救援委員会(RCJE)」とともに記念活動を行った。現在は日本領への返還を国連に申請中だという。 (