ニューヨーク(CNNMoney) 米国で労働市場から脱落する成人男性が増えている。1965年には97%近かった25~54歳の男性の労働参加率は現在、過去最低の88%付近で推移している。 この数値は現在働いているか、もしくは過去4週間に仕事を探していた男性らを対象としたもの。もし労働参加率が維持されていれば、仕事に就いている男性は今より500万人以上多かった計算になる。 専門家によると、男性が労働市場から脱落しつつある理由には、それなりの給料の仕事が見つからないことや、就職に必要な学歴やスキルを持ち合わせていないことがある。 リチャード・ケスラー氏(60)は、こうした男性のひとり。かつて金融情報会社でアナリストなどとして働いていたが、1990年代前半の不況で解雇されて以来、職に就いていない。当時は37歳だった。 仕事の見つからないケスラー氏は、家で息子の面倒をみる主夫になった。職探しは継続し
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