前の記事 マンガ『シンプソンズ』の「児童ポルノ」所持で有罪 「双方向の床」も可能:貼るとタッチスクリーンにできるフィルム 次の記事 脳スキャンで「心の傷」を診断:米軍の試み 2010年2月 4日 Katie Drummond MRIデータの3Dレンダリング。画像はWikimedia 心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむイラクおよびアフガニスタンからの帰還兵は30万人以上と推定されている。しかしこの障害はこれまで、客観的・生物学的な診断基準を欠く「軽度の不調」と認識されてきた。 その認識が改まるかもしれない。このほど、ミネソタ大学とミネアポリス退役軍人医療センターの研究者らが、PTSD患者には脳の活動に明確なパターンがあることを発見したのだ。 この研究チームは、脳磁図(MEG)という脳画像技術を用いて、脳の情報処理を測定した。研究チームは、PTSDに悩む74人の米国退役軍人と、この障害