厚生労働省は22日、政府が全世帯に配布する布マスクについて、配布前の確認作業で髪の毛の混入や変色などの不良品が見つかったと明らかにした。18日時点で200万枚のうち200件程度に問題があったという。菅義偉官房長官は生産や流通過程で不良品が生じることはあり「配布の前段階で適切に除外されている」と強調。配布計画は変更しない。 厚労省によると、検品後に送られてきた布マスクを目視で再度確認する作業中に不良を発見。厚労省がメーカーに問い合わせるなどして原因を調べている。妊婦向けに配る布マスクでは、汚れの付着などが見つかり、配布をいったん停止することを決めている。