死んだんじゃない、見えなくなっただけ 『仮面ライダーエグゼイド』が最終回を迎えた*1。発表当時はデザインからモチーフまで全てが奇抜だったこの作品も、今や多くの人の心を掴んでいる。 その『エグゼイド』がどんな作品だったかというと、ゲームをサブモチーフに据えて、医療の大切さを説くというものだ。主人公の医者がゲームで戦う。こうとだけ言っても、未見の人はまるで意味がわからないだろう。 より正確に言うとすれば、ゲームから誕生した架空のウイルス及び病気を登場させ、病気とは何か、医療とは何か、病気とどのように付き合えばよいのかを、視聴者にわかりやすく示してくれた。医者や注射というと、大人でも忌避する人がいるが、そういう人こそエグゼイドを観てほしい。 www.tv-asahi.co.jp 仮面ライダーエグゼイドの趣旨 「ゲーム病」で消滅した人は、姿を現すための(治療)方法が確立されていないだけで、生きてい