他分野の本というのは、まったく興味がわかないことも多いのだが、逆にひどくそそられる場合もある。時間もとれないし買うと高いしでなかなか機会がないのだが、たまに猛烈に読みたくなってくる。今回の「発作」は心理学。いろいろなきっかけがあったのだが、直接的には、手元に送られてきた北大路書房の図書目録2009年版。タイトルと数行の紹介を読んだだけなのだが、「あなたはアマゾンに飛びたくな~る、飛びたくな~る・・」と目の前でコインを揺らされてる気分になってしまって。とはいえ、根っから不真面目な性格なので、興味の持ち方も、まじめ方向ばかりとはいかない。 いうまでもないが、ネタ元が元なので、以下すべて北大路書房の本。念のためだが、(一部を除き)中は読んでないからね。では。 「本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本」(吉田寿夫著) いきなり心理学じゃなくてアレなんだが。統計というのは、
Penguin Group, A Great Option For A Book Lover Easy To Read Compact For Travelling
編著『理科授業が面白くなる科学の話』09年2月発行予定 いよいよ来月,この本ができます。 出版元は,日本標準です。 個性的な原稿が集まりました。最初から通して読んでいただいても良いですし,興味を持ったところから読んでもらっても結構です。 特徴は,基礎科学からニセ科学退治法まで扱った,総合科学読み物(^^ゞであることです。 まずは目次をご紹介。写真は,できあがったばかりの表紙です。 序章 1 宮内主斗 科学とは 基本的な物質論・生物論 2 須藤史晴 物とは 3 安永卓生 原子・分子を見る 4 玉井 裕和 気体 5 青野裕幸 スーパーに並ぶ動物たち 6 宮内主斗 植物も生物 7 石渡正志 遺伝 8 貝沼 関志 生命 9 石渡正志 進化 環境問題を考える科学の話 10 鈴木勝浩 クモと動植物とのつながり 11 相馬惠子 土壌の生物 12 菅村 定昌 コウノト
2009年02月09日00:05 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 近代的日本国民の青写真 - 書評 - 現代語訳 学問のすすめ ちくま新書松本様より献本御礼。 現代語訳学問のすすめ 福沢諭吉 / 斎藤孝訳 初出2009.02.06; 販売開始まで更新 何度も読んだはずなのに、これを読むまで気がつかなかった。 この随筆集こそ、近代的日本国民というものを創り上げた一冊だったのだと。 それゆえ、近代日本国民たるもの、今自分たちが話している言葉で読み返すべきなのだ。自分たちがどうなりたいかを知り、そしてそこまで自分たちがどれほど離れているかを確認するために。 源氏物語?後回しで結構。そこに書かれているのはたまたま別の国でなかった昔々のおとぎ話に過ぎないのだから。本書に書かれているのは、今そこにある--百四十三年を経てもなお、そこにありつづける--日本国民の、日本国民による、日本国民のた
商品詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。チェックした商品詳細ページに簡単に戻る事が出来ます。
『殴りあう貴族たち 平安朝裏源氏物語』を読みました。*1 雅やかなイメージの平安貴族。その実態がいかに暴力にまみれていたかを、賢人右府と呼ばれた藤原実資さんという人の日記に基づいて検証しています。 テーマがテーマだけに、目次には「従者を殴り殺す」「強姦に手を貸す」「天皇、宮中にて女房に殴られる」、「法皇の皇女、路上に死骸を晒す」等々、暴力的で陰惨すぎる見出しが…。 凶悪度で目立っているのが、権勢を誇った藤原道長の一門の人々。 気に入らない役人を拉致ってよってたかってボコボコにしたりとか、牛車に雨あられのように投石したりとか、そんなのばっかり。苦労知らずのおぼっちゃんの代になると、わがままが抑えられなくて子どもっぽいから凶悪度は二割増し! 宮中生まれ宮中育ち、悪そうなヤツはだいたい友達…(だから強姦にも手を貸す!)。 貴族だけでなくて、それに仕える従者の暴れん坊ぶりというのもひどくて、これを
2009年01月26日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Math 数学は易し、算数は難し - 書評 - やりなおし算数道場 ブルーバックス出版部の山岸様より献本御礼。 やりなおし算数道場 歌丸優一 / 花摘香里漫画 実にいい頭の体操だった。何とか全問解くことが出来たが、改めて感じたのは、算数とは「小学生までの数学」では決してない、ということ。大人がやりなおすだけの価値は、確かにある。 本書「やりなおしの算数」は、今は亡き月刊「現代」に連載していた「中高年のためのやり直し算数道場」を改めて一冊にまとめたもの。 目次 - やりなおし算数道場 小学校でこう教わりたかった! 歌丸優一 花摘香里 講談社より 仕事算 ニュートン算 比の文章題 過不足算 集合 旅人算etc. 通過算 流水算 時計算 循環小数 約数の個数と総和 アマリーサリーバラバリー N進法 場合の数・順列(並べ方) 場合の数・組合
2009年01月24日00:05 カテゴリ書評/画評/品評Code 心を射抜く一冊 - 書評 - 六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座 日本実業出版長谷川様より献本御礼。 六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座 荘司雅彦 初出:2009.01.22; 販売開始まで更新 これだよ、これ! こういう法律の本を待っていた! 法律というものを知りたい人が、最初に読むべき一冊。 すでに読んでしまった本のことをきれいさっぱり忘れてでも、そうすべき一冊。 本書「六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座」は、「書評 - 最短で結果が出る超仕事術」ならびに「嘘を見破る質問力」が、いよいよ本職である法律について書いた渾身の一冊。間違いなく、著者の最高傑作であり、今後の一般向け法律本のあり方を根底からくつがえすことになる作品。 目次 - Amazonより 第1章 六法ってなんだあ? 1 六法全書の役
2009年01月18日09:30 カテゴリ書評/画評/品評 始末に困る一冊なり - 書評 - 人を殺すとはどういうことか 新潮社横手様より献本御礼。 人を殺すとはどういうことか 美達大和 あまりのスゴ本、いやスゴ著者につき、現在在庫切れのAmazonへのリンクのみならず、ジュンク堂へのリンクも以下に。 ジュンク堂書店 人を殺すとはどういうことか これ、本当にノンフィクション? ペンネームである著者名も含め、人物名はすべて伏せてあることも、疑念の火に油を注ぐ。それくらい、「マジ!?」な一冊。 本書「人を殺すとはどういうことなのか」は、二名を殺人し、現在無期懲役で服役中の著者による獄中記。しかしこの著者、並の殺人犯ではない。 目次 - 美達大和『人を殺すとはどういうことか―長期LB級刑務所・殺人犯の告白―』|新潮社 より はじめに 第一章 二つの殺人事件を起こすまで 在日韓国人の父、純和風の母
当blogは毎度毎度世間では顧みられないようなマイナーな小ネタを扱う「マイナー小ネタblog」です。経済学blogだとか社会派blogではありませんし、人気サイトでもありません。面白ことを書く気もありませんので、何も期待してはいけません(いつもの口上) さて、どうしたものかと思う。この本を数分前に読み終わったばかりだ。今は日曜日の朝4時半。いや4時35分を回ったところか・・・ 僕は夢中でこの本を読んでしまった。 この本は社会学者スディール・ヴェンカテッシュが博士課程の学生だった時代に、ロバートテイラーホームズ(本書の舞台になるシカゴで貧しい黒人たちが住む大型団地)に行き、JTというギャングのリーダーについて回りながら(本書の用語では「つるみながら」)、多くの人にインタビューし、時にはそこで起こる騒動に巻き込まれた記録だ。ほとんどのエピソードは1989年から1996年くらいの間のことのようだ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く