Q3.付加価値を基準にした成果配分賞与はどのように算定するのか : 富士通昨今、付加価値を基準にした成果配分賞与を導入する企業が多いと聞きました。どのように算定するのか具体的に教えてください。 付加価値に適正労働分配率（標準労働分配率）を乗じることにより適正人件費（総額）を求めることができます。そして適正人件費を基準に要員計画や賃上げ、賞与等の労働条件を決定することになります。 適正人件費＝付加価値×適正労働分配率 付加価値を基準にした「ラッカープラン」という成果配分方法があります。これは別名「付加価値配分方式」といい、次のように計算します。 ラッカープラン 賞与総額＝付加価値額×標準労働分配率－毎月支払った賃金総額 このほか、売上高を基準にした「スキャロンプラン」（売上高配分方式）という成果配分方法があります。日本では多くの企業でこの考え方が採用されていますが、経済が成熟し、売上げの伸びが期待しにくい経営環境においては、ラッカープランの方が優れているといわれて
