こんにちは、暖淡堂です。 八卦の説明を続けています。 今回は巽そん。二本の陽爻の下に陰爻が一本。 これは風のイメージです。あるいは竹や木。 風には決まった形がなく、それゆえにどのような所へも入りこんだり、どんな遠くへも行くことができます。 考えや意見が人々の間に広まったりするイメージもあります。 力んで自分の言うことを聞かせようとしたり、大きな声で振り向かせるよりも、柔らかく伝わる言葉の方が説得力があったりしますねよね。 新井白蛾の説明を読んでみましょう。 新井白蛾「易学小筌」 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 巽 新井白蛾「易学小筌」 巽 巽(そん) 風 五 相遇相離の意 巽は入である、一陰が二陽の下に入っている。 鶏〔身を伏して声を天気重陽の外に出すという意味〕、山林中の禽虫、鸛(かん)〔これは鶴に似た鳥で雨が降り出しそうなときに啼く。初陰に感ずることを意味する〕、蛇、羽毛