知りたい：年５０００冊も消える北九州市立図書館 ／福岡 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)◇“万引き”防止はモラル向上で 北九州市内に１７ある市立図書館で、年間５０００冊を超す本が消えている。心ない入館者の“万引き”が原因とみられ、館は警備員の巡回で防ごうと躍起だ。【平元英治】 規模が市内最大で、市立図書館のセンター的機能を担う中央図書館（小倉北区）は一昨年春、警備員を１人増やして５人とし、常時１人がパトロールできるようにした。市内の他館も準じた体制を取っている。その結果、昨年度の行方不明本は一昨年度より１０８５冊減った。 それでも、昨年度なくなった本は総計５３４２冊。昨年１２月には中央図書館を含む１０以上の館の所蔵本計６１１冊が小倉南区のマンションのごみ置き場に放置されているのが見つかっている。１冊平均１０００円なら、市民の財産が年に５００万円以上も消えたことになる。 各館は本を紛失した利用者に原則として実物による弁償を求めたり、館内点検で本を捜したりしており、本がなくなる理
