嫁と数年ぶりに再会した日、その日の夜にはレロレロしていた。 嫁が自らパンツを脱いでいた時点でオカシイことに気付くべきだったが、ひざの上に娘を乗せてメロメロになりながら、この駄文を綴る今となっては、昔のことである。 大学の同級生だった嫁とは、たまにしか行かないゼミで顔を合わせる程度の間だった。ワタクシはノロノロして就活に出遅れ海外に逃亡し、嫁は普通に大学を卒業して大阪で就職した。以来、お互いに連絡を取ることもなかった。 ワタクシは二年ほど留学して帰国し、東京の一流企業に滑り込んだ。が、仕事と人生の厳しさに悶えて、夜な夜な酒でベロベロになり、五年ほど踏ん張るもボロボロになって大阪の実家に戻ってきた。 そこから毎晩、ピロピロとゲームをする日々。一年ほど引きこもって、親に心配をかけるのも申し訳なくなり、部屋から出てアルバイトをするようになった。最初はオロオロしながらであったが、家族の助けも借りて徐