PPSh-41(ロシア語:Пистолет-пулемёт Шпагина (ППШ) (Pistolet-Pulemyot Shpagina))とは、第二次世界大戦時にソビエト連邦(以下「ソ連」と表記)で使用された代表的な短機関銃である。 正式名称は「7,62-мм пистолет-пулемёт образца 1941 года системы Шпагина (シュパーギン1941型7.62mm短機関銃)」。バラライカあるいはマンドリンの異名でも知られる。 1939年11月、ソ連軍はフィンランドに侵攻し、冬戦争が勃発した。だが、ソ連はフィンランド軍を相手に大苦戦し、特に小部隊でスキー武装したフィンランド軍がソ連軍補給部隊に仕掛ける一撃離脱戦法に悩まされる。彼らの装備していたKP/-31のような短機関銃は、近距離における瞬発火力が、小銃よりずっと高かった。また銃身が短い分、森林のよ