明日(30日)夜放送のETV特集、 「果てしなき除染 〜南相馬市からの報告〜」が完成した。 がつんと手応えのある番組に仕上がったと自負しているし、 ぜひ見ていただきたいと思うのだが、 作った人間としては複雑な思いがあるのが正直なところだ。 番組では、 福島県南相馬市の いまなお高い放射線量が検出されている地域で、 不安を抱えながら暮らしている人たちの姿を記録している。 取材者として、彼らの置かれた状況に心を痛め、怒りもする。 しかし、ぼくはそこに住んでいるわけではない。 言わば「逃げ場がある」のだ。 そして、取材すれば取材するほど、 この問題には「出口がない」ことが見えてくる。 明日への展望がないなか不安に囚われる人たちを描けば、 それは「不安を煽る」ことになるかもしれないと自問する。 しかし、やっぱり伝えるべきだと思い直す。 最近、放射能がもたらす健康被害よりも、 不安な精神状態が及ぼす
専門家ゲスト:安斎育郎さん(立命館大学名誉教授・放射線防護学) ゲスト:室井佑月さん つるの剛志さん リポーター:小林孝司アナウンサー 出演者の関連情報はこちら 福島第一原発事故から7か月たった今でも消えないのが、食への不安。子供を持つ母親を中心に、食への不信感が根強く残っています。そこで「あさイチ」では、「日本列島食卓まるごと調査」と題し、大規模な全国調査に乗り出しました。全国各地のご家庭にご協力いただき、一週間のあいだ食卓に上った食材を、まるごと放射線の検査にかけ細かく分析してみました。すると明らかになった、常識を覆す驚きの数値とは・・・? 食卓まるごと調査とは? 参加者は? 今回調査にご協力いただいたのは全部で7家族です。 福島からは、郡山・須賀川の2家族。 郡山のご家庭は、地元福島の農家を応援したいと、なるべく地元の野菜を買うようにしています。 しかし、9か月になる赤ちゃ
すでに切削加工業界に身を置く方々にとって、フジテレビの「ほこ×たて」の人気企画、“絶対に穴の開かない金属”VS“どんな金属にも穴を開けられるドリル”は有名ですが、とうとう日曜日のゴールデンタイムに放映されることになり、先ほど、日本タングステンに切削工具メーカーOSGが挑戦した様子がお茶の間に流れました。 皆さん、今までにない衝撃の結末に度肝を抜かれたと思います。冷静に考えれば、十分あり得る結果ですが、対決を見守っていたわれわれ業界専門記者軍団も驚きました。この対決、1㎜削るために要した時間はなんと4分以上! 1度目は13分を過ぎたころに材料が乾いた音を立てて割れました。今までにない展開にザワつく現場。再度、撮り直しをしたのですが、2度目も13分を過ぎたころにパシッという衝撃音が響きました。 結果は引き分けです――――。 そこで! 「材料を制するものは加工を制す」を口癖に、製造現場を追い求め
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