東日本大震災以来、全国各地から寄せられた励ましと支援にこたえるべく、福島県では「ありがとう」の思いを伝える支援御礼広告を展開している。感謝の思いを代弁する人物として、広告に起用されたのが東洋大学陸上競技部の柏原竜二選手だ。福島県の「ありがとう」の思い、柏原選手起用に至る経緯、そして今後の誓いについて聞いた。 2011年3月11日、東日本を襲った未曽有の大災害。日本中が悲嘆に暮れるなかで、やがて多くの励ましと支援が全国から寄せられ、復興のあかりが灯された。日本にとどまらず、世界各地から集まった応援が、東日本の希望となっている。 そんななか、感謝の思いを掲げて新たなスタートを切ったのが福島県だ。地震と津波による被害、そして何より原発問題によって甚大な被害を被り、不自由を余儀なくされた福島県だが、「大変だというイメージが定着してしまったが、これからはお寄せいただいた支援に対する『ありがとう』とい