米山豪憲君の父勝弘さんが、「秋田県警様」と題する質問状を能代署長に提出したのは去る8月2日午前のこと。 「質問の大半はすでに報道されているものばかりだから、明かされて当然!」米山さんはそう固く信じていた。ところが翌日の午前10時ごろ、米山さんの自宅に電話をかけてきた、能代署の渡部博樹刑事課長は蚊の鳴くような声でこういうのだ。 「提出された質問状にはお答えできません。捜査中の事案であり、公判を控えているので……」 秋田県警能代署は、米山さんが提出した13項目にも及ぶ質問について何ひとつ答えないばかりか、質問の回答を取りに来られても困るというのである。そもそも手渡した質問状に対する返答が、この電話一本だけとは人をバカにした話ではあるが、能代署はそんな米山さんにさらなる冷酷無慈悲な扱いを続けたのだ。 以下は8月3日午後0時35分ごろ、正式な回答を求めるために能代署を訪れた米山さんと対応に出た