■「独身で身軽な若手スタッフは(非常勤とはいえ)食べていける」 昨日、東洋大学(東京・文京区)にて、NPOと「企業化」について考えるイベントがあり、僕も講師と司会で参加した。東洋大の小川祐喜子先生のご厚意により現実化できた企画だ。そのイベントの冒頭、「企業化ということは、NPOで食べていけるのか」という質問が出た。 長らくNPO業界では、「NPOの仕事だけで食べていく」ということがテーマになっており、ここ15年、行政からの委託事業を受託することがNPOの主だった収益となったことから(収益にはほかに「寄付」と自主事業があるが不安定)、一応「食べていける」といことになっている。 が、現実は、各労働者との契約は年間契約社員かアルバイトの非正規雇用であることが多いと思う。その理由は、主材源である行政委託事業は、特に青少年支援分野では単年度契約であることが多いということと結びつく。継続の一応の見通し