ビルの多い都心部でも一歩裏道に入ったり、下町に行ったりすると路地はたくさんあります。ここでいう路地は、絵になる狭い道のこと。人の息遣いや人情味のあふれる路地は、カメラを向けたくなります。情緒あふれる路地の撮り方をご紹介いたします。 撮影:藤井智弘 路地写真のよくある失敗 × ただ路地を撮っただけの記録写真になりがち 路地であることはわかるが、何に魅力を感じて撮ったかといった主題が、まったく伝わってこない。また光や人などのような画面のアクセントもなく、ただただ単調な写真である。 ここが残念 × 1 薄曇の天候で人影もなくて寂しい → 解決法① 2 目を引く主題がない → 解決法② 3 よくある光景で面白みにかける → 解決法③ 心惹かれて路地にカメラを向けてしまいますが、あとで写真を見ると、何に心惹かれたのか疑問に思ってしまうこともあります。「この路地に心惹かれた」部分をどうすれば表現できる