タグ

人生とLife&Death死生に関するdelayedresolveのブックマーク (5)

  • 「働きたくない」から「死にたい」までの距離は結構近い|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    「(それ以外にやりたいことがあるから)働きたくない」というのはいい。 問題は「働きたくない(が、他にしたいこととてない)」というケースである。これは要するに「したいこと」はないが「したくないこと」だけはあるという状態を意味する。そこで「働きたくない」という希望が叶ったらどうなるんだろう。まず、最も「したくないこと」が解消されてぽっかり空いた時間に自然と幸福が満ちてきたりはしない。世界はそう都合よくできてはいない。きっと、さしてすることもない休日がそのまま引き伸ばされたような、酷く密度の薄い時間がとろとろと流れ込んでくるだけだろう。そうして、また別の「したくないこと」が浮き彫りになってくる。 いちいち断るのも面倒だけれど、「したいこと」が「日がなごろごろすること」だったり「何もしなくていい時間をぼんやり過ごすこと」だったりするのは別に構わない。それは「(それ以外にやりたいことがあるから)働き

  • 父来たる2009 - 日々是魚を蹴る

    父が仕事で東京に出てきたので呑みに行った。父は教育畑の人で、あと1年少しで定年を迎える。ここ何年か県の教育庁で仕事をしていたが、今年度からはまた学校に転属になった。 その席で聞かせてくれた話がいろいろ面白かったので忘れないうちに書いておこうと思う。 父曰く…… 行政の仕事について 行政の仕事を経験してよかったのは、考え方が非常に柔軟になったことだ。 当の役所の人間も含めて、多くの人が勘違いしていることだが、役所で仕事をするというのは、ただ規則に従うことではない。 役所の仕事はとても多い。誰かのためになんとかしなければならないが、今まで誰もやっていないようなこともたくさんある。そのためにクリアしなければいけない手続きもまた多い。 しかし、その煩雑な手続きがあるから何もできないということはない。 たくさんの手続きの中で仕事を進めるには、柔軟な思考と想像力が必要になる。要はつじつまを合わせればい

    父来たる2009 - 日々是魚を蹴る
  • どうでもいいことについて / 阿部和重「グランドフィナーレ」 - 北小路ゲバ子の恋

    どうでもいいことについて 私の祖母は老いて外出できなくなると、一日中洗濯物の乾き具合を気にするようになった。ほっておけば乾くものを、日がなそれを気にして過ごし、庭に出ては乾き具合の確認を繰り返すのであった。阿部和重「ニッポニアニッポン」を読んだ際に想うたのは祖母のそうした行動であった。ひとは余地が目減りする程に、どうでもいいことにこだわり始めるのだな、と。(件の小説は、引きこもりの男・鴇谷春生が名字にある「鴇」(とき)にこだわり、その果てに佐渡島で飼育される朱鷺を解放するために、飼育所の襲撃を決行する話である) 元官僚殺しの小泉毅も無職となって、他人にとっては想いがけないことにこだわり、人殺しに及ぶ。報道にしたがえば、三十数年前に飼い犬を保健所に処分された恨みとのことであるが、この拍子抜けする動機もさることながら、それが随分と昔のできごとに起因するのには「今さら」に想える。しかしながら意外

    どうでもいいことについて / 阿部和重「グランドフィナーレ」 - 北小路ゲバ子の恋
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/05/31
    『孤独な生活のなかにあっても自らに喜びを与えようとした形跡に言いしれぬ感情を憶えた…そのように凡庸な生にあっては、どうでもいいこと、取るに足らないことに喜びを見出していく他ないのだと…』
  • 京都・京阪線沿い - 北小路ゲバ子の恋

    広告代理店が01月05日を年始とするため、その下請けに身をおいた私のそれは06日であった。お陰で帰省先より戻るおり、京都に立ち寄り、毎年05日を開催日とする京都金杯を見るのを行事とすることが出来た。京都駅で押し寿司を買い、京阪電車で とぼとぼと京都競馬場へ。スタンド席にて横書きの馬柱を眺めながら、押し寿司を肴にビールを呑む。この世にこんな幸福があろうかと想うた。 ● 2007.01 中書島(京都市伏見区) 左端は「新地湯」。宇治川が流れ、その周囲に黄桜酒造や月桂冠、寺田屋のあるこの町を西口克己「廓」は舞台とする。 ● 2007.01 橋(京都府八幡市) 旧京街道と大谷川の合間に古い建物が残り並ぶ。 帰り、すなわち京都競馬場から駅までの道程は なんとも夕映えが似合い、明くる日より徹夜続きの生活が再開すると想うと余計にやるせなくなった。そうして京都競馬場の出てくる車谷長吉「三笠山」を想うた。

    京都・京阪線沿い - 北小路ゲバ子の恋
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/05/31
    『サラ金から借りてようよう集めた50万円を競馬につっ込む。第57回菊花賞。馬券はおろか、スポーツ新聞すら買ったことがない男の最後のあがきであった。枠番連勝1-8に命をかけた…明くる日、一家で奈良のドリー』
  • 鳥居みゆき激白「人が死ぬコントは”生への願望”なんです」

    1月21日に2枚同時発売された怪芸人・鳥居みゆきのDVDが絶好調だ。『みみずひめ』は彼女が主演を務める「刹那的妄想ラブストーリー」。もう1枚の『故 鳥居みゆき告別式 ~狂宴封鎖的世界~』は、昨年7月に行われた単独ライブの模様を収録したもの。それぞれ、赤と白の色鮮やかなDVDジャケットが好対照を成している。 そんな2枚のDVD作品について、鳥居人に直撃取材を敢行してみることにした。だが、例の調子で話はどこまでもはぐらかされる一方。支離滅裂な”鳥居節”の裏に潜む心の声をあなたは読み解けるか!? ――それではまず、『みみずひめ』についてお聞きします。あらすじについて簡単に教えていただけますか。 「私がミミズに憑依するっていう話です。今年の干支であるミミズをモチーフにして、ミミズ1匹だけが66分ずっと出ている、っていうストーリーですね」 ――いや、逆ですよね。ミミズが鳥居さんに憑依するという話で

    鳥居みゆき激白「人が死ぬコントは”生への願望”なんです」
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/03/03
    『"…励まされたくないようなときに、もう一層ちょっと下の部分に触れると見えてくるものがあるんです。だから、私のコントは必ず誰かしら死ぬんです…生きたいという願望なんです。死をもって生を知るんです"』
  • 1