俺の嫁。この言葉で今、誰を思い浮かべただろうか? 尻尾と2本の角が生えた自称アイドルかもしれない。銀髪のツインテールの練習巡洋艦かもしれない。ICPOの麻薬捜査官に恋して25年以上という人もいるだろう。だが、彼女たちはモニターの向こうの存在。いくら願ってもこっちに来てはくれない。では、どうすればいいか? 願ってもダメなら自分たちで召喚しよう! そう考えた人たちがいる。 国内最大のゲーム開発者向け交流会CEDEC。2018年で開催20周年を迎えるこの一大イベントで、Gatebox株式会社のソフトエンジニア、鈴木祥太氏による「俺の嫁召喚装置開発レポート ~Gatebox開発で追求した実在感と飽き問題へのアプローチ~」と題したセッションが行われた。 セッションタイトルにあるGateboxとは、円筒形のボックス内に投影されるキャラクターとのコミュニケーションを楽しめるマシン。音声認識機能やカメラ、