2016年11月22日 17:00(日本時間)より、イオンエンジンの連続運転を開始しました。今回の連続運転は、地球スイングバイ後では2回目になります。今回の総運転時間は約2800時間の予定で、秒速約440mの加速を行います。イオンエンジンはA・C・Dの3台を用います。噴射方向は軌道進行方向に加速するような向き--つまり、進行方向と逆方向に噴射することになります。終了の予定は2017年5月初旬ですが、ときどき精密軌道決定のためにイオンエンジンの運転を休止することがあるので、連続運転の終了日は現時点では未定です。 ※参考1:こちら「はやぶさ2」運用室:No.10に、イオンエンジン連続運転を行っている軌道上位置を示した模式図が掲載されています。 ※参考2:イオンエンジン第1期連続運転については、こちらもご覧ください。 はやぶさ2プロジェクト 2016.11.22
いつも安定した打ち上げで宇宙機を宇宙へ運ぶH-IIAロケット。今回は「はやぶさ2」をはるか深宇宙へ送り出すために普段とちょっと異なる部分があるようです…。今回26号機に反映された新たな改良についてご紹介します。 基幹ロケット(H-IIAロケット)は運用を始めてから10年以上が経ち、その間、世界トップレベルの優れた打ち上げ実績を上げています。 「基幹ロケットの高度化」とは、今後も日本が独自に宇宙空間へ物資を運ぶ能力を維持・向上していくため、H-IIAロケットの第2段部分を中心に行われている改良です。 JAXAでは、基幹ロケットの高度化として様々な改良を行いH-IIAロケットの国際競争力の向上を目指しています。いくつかある課題の一つ「静止衛星打ち上げ能力向上」の取り組みの中には、 (a)慣性飛行可能な時間の延長(1時間→5時間) (b)2段エンジン再々着火技術の開発、があります。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く