コンクリートジャングルの最たるものである東京都においては、屋上緑化など都市の緑化の取組みに力を入れており、平成12年には、緑化の基本計画となる「緑の東京計画」を策定しました。その計画では、平成27年度までに取り組む植物による緑化の目標を「みどり率」として設定しており、そこでは都心の区部では現状より約1割増の約32%、多摩地域の自然豊かな場所では現状の約80%の緑地を維持する目標を掲げています。また、同じ時期の平成12年には「東京における自然の保護と回復に関する条例」をすべて改正し、都市部の屋上緑化を含めた市街地等の緑化の推進を一層進める体制を充実させました。さらに、東京都や区は、これを実効性のあるものとするため屋上緑化に対する補助金や助成金制度も充実させしました。 東京都などを含めたコンクリートの多い大都市におけるヒートアイランド現象への対策が大きな問題になっている中で、その緩和のために、