東京オリンピックの代表選手の選考基準に男女で差を設けているのは不当だとして、自転車の女子選手が見直しを求めていた問題で、日本スポーツ仲裁機構は「男女平等の原則に反するとは言えない」などとして申し立てを棄却しました。一方、「選考基準に関する選手からの質問への回答を拒否しており誠実な対応ではない」と指摘し競技団体に対し、申し立ての料金を折半して支払うよう求めました。 日本自転車競技連盟が去年公表した東京オリンピック・自転車ロードレースの代表選手の選考基準は男女で異なり、女子の場合は男子と違って海外での実績が評価されにくい内容になっています。 これについて自転車ロードレースの與那嶺恵理選手が「同じ種目の選考基準に男女で極端な差を設けているのは極めて異例だ」などとしてことし2月、選考基準の見直しを求めてスポーツ仲裁機構に申し立てていました。 これに対し仲裁機構は「男女の選手状況に基づいて異なる選考