前回のコラムで楽天とTBSの件について触れましたが、「今後どうなるのでしょうか? 少し予測などしてみました」なんて書いておきながら、今後の予測がないじゃないか? というご指摘を受けましたので、書いてみようと思います。 最終的には楽天はTBSの株式を売却せざるを得ないのではないかと思いますが、その前に、今年の6月のTBSの株主総会にむけて最後のあがきをすることで少しでも何らかの提携メリットをTBSから引き出すという作戦かと思います。今はその準備期間かと。 2月末で何が変わったのか 簡単に先々週のニュースのおさらいをしますが、信託期限が切れたということで、楽天が保有するTBS株式の議決権が復活しました。以前は楽天はTBS株を20%弱持っていたものの、株主総会など議決権を行使する場所では実際は20%弱もの影響力を持っておらず、半減させられていました。株主総会は会社の意思決定の最高決定機関ですので
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