時計の常識を破るタイム・マシン、「モナコV4」です。 タイムマシンと言っても「時空の連鎖に穴を開け、僕の命令なら何でも聞くナイスバディの女戦士と時空の旅に出る」、あの(僕が妄想する)マシンじゃなくて、こちらは「機械工学の粋を極めた」究極のザ・タイム・マシン。 なんと、レーシングカーのメカニズムをそのままに採用。車のエンジンと基本は同じで、時計のムーブメントも「伝動、摩擦、回転力、動力」なんですね。 V4では回転振動の代わりに、自動巻上げにはプラチナ製インゴット(4.25g)を採用し、ここがシリンダーの役割を果たしています。また、ローター側面のギアから歯車を動かして、直線運動を回転運動に切り換えているんですね。さらに驚くのがベルト。そう、この「モナコV4」では歯車を、13本のドライブベルト(0.5x0.45mm)のリレーに置き換えているんです。 ベルト駆動の時計なんて聞いたことないですよね?