コンピュータを使っていると,画面上でさまざまな文字を目にすると思うが,これはすべて文字コードという考え方に基づいて表示している。ただ,コンピュータの内部と通信用で違う種類の文字コードを使い分けるケースも多く,なにかと複雑。これが原因で文字化けもしょっちゅう起こる。そこで,文字コードの世界を探ってみることにしよう。なお,この記事は日経NETWORK 2002年2月号に掲載したものです。それ以降の情報が盛り込まれていませんので,現在とは異なる場合があります。文字コード規格の基礎を手早く理解したい場合などにお役立てください。 インターネット上でやりとりされるデータは,すべて0か1のビットの列で表す。画像だろうと音楽だろうと,ビット列であることに変わりはない。文字だって同じである。 このため,ある文字をどのようなビット列に置き換えるのかということを,あらかじめ決めておく必要がある(図1)。具体的に
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