モバイルサイトでは、広告不況をシリ目に、今後もネット広告の引き合いが堅調に推移しそうだ。 経済産業省が12月16日に発表した08年10月の「特定サービス産業動態統計調査」では、インターネット広告の伸び率は前年同月比1.3%増となり、国内広告では唯一前年同月を上回った。 ■モバイル広告の成長とともに09年9月期も増益基調を予想 08年9月には同13%も増加しているため、今後は成長鈍化懸念もある。ただし、インターネット広告の中でも、PCバナーなどの純広告の伸びが鈍化しており、モバイル広告がインターネット広告の成長をけん引している可能性が高い。今後も、モバイルサイトを展開する企業の増加とともに、モバイル広告は力強い成長が続くだろう。 特に、モバイル広告の仲介でシェアトップのセプテーニ・ホールディングスは、モバイル広告の成長とともに、09年9月期も前期比16%程度の営業増益が可能だろう。PE