海上保安庁によると、沖縄県・尖閣諸島の魚釣島周辺で4日、日本の領海内に侵入した台湾の巡視船1隻と、海保の巡視船の船体同士が接触していたことが分かった。接触があったのは午後0時半ごろで、領海外側の接続水域内だった。 領海に侵入していた台湾の遊漁船と巡視船4隻は、同日正午ごろまでに、同島西約22キロで領海を出た。西向きに航行中で、海保の巡視船が警戒している。 第11管区海上保安本部によると、台湾の活動家ら9人が乗った遊漁船「全家福」は同午前7時すぎ、領海に侵入。台湾の巡視船1隻は「ここは中華民国(台湾)領土だ」と日本語で表示していた。