フランスの生活は例年より少し寒く感じるものになるだろう。暖房温度の上限は19度に引き下げられ、家庭やホテルのシャワーもいつもより冷たくなる。公共施設のトイレでは温水が出なくなり、光の都・パリではエッフェル塔の消灯時間も前倒しされる。 ロシアがウクライナ支援国への天然ガス供給停止に動く中、フランス政府は6日、1970年代の石油危機以来で最大の省エネ策を発表した。冬に向けてヨーロッパ全体で進められている取り組みの一環だ。 フランス流ウォームビズ エマニュエル・マクロン大統領は、シャツとネクタイではなく、黒のタートルネックを着てフランスのテレビやツイッターに登場するようになった。いつもスーツで決めているブリュノ・ル・メール経済・財務相も、財務省ではおそらくセーターが必須になると語った。国民を納得させるために政府の最高幹部が行っているイメージキャンペーンである。 マクロン氏は国内のエネルギー消費量
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