診察中、転院前の精神科医がどんな風だったかを話す患者さんがいる。それはマイナスの話が多いが、「患者さんはそんなところを見ているんだ」と驚くし、どのようなことが患者さんの心証を悪くするか参考にもなる。以下に例を挙げる。 ◯精神科医がジーパンで診察していた。 これはどうなんでしょう。精神科医はフォーマルな格好で診察することはむしろ稀で、特に単科精神科病院では、普段着で診察している医師が多いのではないかと。男性精神科医では、ステテコで診察している人がいるくらいなので、ジーパンくらいで驚いてはいけない。 自分はどうかというと、ジーパンは持っているが、伸縮性が乏しいので診察時には着たくない。また、この話を聴いてからいっそう着にくくなった。何故なら、その患者さんは、ジーパンを着て診察しているなんて不真面目すぎると語っていたから。ジーパンは自宅で洗えるので、クリーニング代の節約になると言ったところ。 ◯