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BRICsをはじめとした世界の新興国で株式相場が急落している。 欧米の信用危機や景気減速の影響がついに新興国にも及んだ格好だ。 ただ、長期的な成長力は強く、株価の調整も時間の問題との声も上がる。 モスクワ市街のバーは今も、世界が平穏無事であるかのように活気づいている。リッツ・カールトン・ホテルの屋上、赤の広場を見下ろすガラス張りのラウンジでは、ダークスーツを着た富豪たちが1杯50ドルもするカクテルを楽しんでいる。 グルジアに対する軍事介入で国際関係が悪化、外国人投資家がロシアから逃避し始めたのに、彼らは一向にお構いなしといった様子だ。同ホテル幹部のセルゲイ・ログヴィノフ氏は言う。「ここ数日、とても繁盛しています。モスクワに住む裕福なグルジア人もよく見えますよ」。 だが、グルジア侵攻以降、ロシアの株式相場は15%急落し、月間ベースでほぼ8年ぶりの下落率を記録。外貨準備は160億ドル減り、
ロシアで生まれた発明・問題解決の方法論。発明・問題解決の定石や、それら定石をどう適用すべきか考察する分析手法をまとめた。主に研究開発分野で用いられる。 一般に汎用的な業務革新や問題解決の方法論といえば、日本生まれの「トヨタ方式」「TQM(総合的品質管理)」や米国生まれの「シックスシグマ」などが有名です。実はロシア発祥の問題解決手法にも、日本の研究開発現場から根強い支持を受けているものがあります。それが「TRIZ(トゥリーズ)」で、ロシア語の「発明的問題解決理論(英語ではTheory of Inventive Problem Solving)」の頭文字です。 TRIZが西側諸国で知られ始めたのは1990年代からです。日本企業では、日立製作所や松下電器産業などの大手電機メーカーを中心に、TRIZの活用が広がっています。 ◆効果 定石に沿って解決 TRIZの創始者は、旧ソ連のゲンリック・アルトシ
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