英語力は低く、教育関連市場規模は大きい日本。英語力強化の商機拡大で外資ネットベンチャーが攻勢に出る。顧客が求める「費用対効果」に、淘汰の波も起きそうだ。 英語教育市場が活況に沸いている。TOEICは受験者数が前年比10%増で推移中。英会話学校大手ベルリッツ・ジャパンでも2010年上半期の問い合わせ数が前年同期比1.5倍に増加した。 これは言うまでもなく楽天やファーストリテイリングの試みに端を発した英語公用語化の恩恵の波が英語学習市場に押し寄せていることによる。様々な業界大手が堰を切ったように新入社員の採用基準に英語力を設け、既存社員の英語力強化策を打ち出すなど、英語力の必要性は高まっている。 特需に沸く英語教育市場に、攻勢をかけているのがインターネットを使って英語学習ツールを提供する外資のベンチャー企業だ。 2009年3月から独自メソッドを用いて英語の語彙力を高める学習サービス「Smart